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Schema eew-information v1.0.0

XMLをJSON化したデータのスキーマ情報を提供しています。

対象とするXML電文

出現するコード参照

コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による。

以下、表現するコード一覧が記載されているExcelシートを次の通りとします。

  • コード表11 : 警報等情報要素/緊急地震速報種別
  • コード表12 : 緊急地震速報種別
  • コード表21 : 緊急地震速報/地方予報区
  • コード表22 : 緊急地震速報/府県予報区
  • コード表24 : 地震情報/細分区域
  • コード表25 : リアルタイム震度観測点
  • コード表41 : 震央地名
  • コード表42 : 短縮用震央地名

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本文

body フィールド内の定義となります。

階層フィールド出現条件説明
1.isLastInfoBoolean
このイベントで最後の更新かどうかを識別する、最終報・取消報の場合は true とする
VXSE42、VXSE43(取消以外)の場合は、常に false とする
2.isCanceledBoolean
このイベントが取り消されたかどうかを識別する、取消報の場合は true とする
3.?isWarningVXSE42時や取消時には出現しないBoolean
このイベントで緊急地震速報(警報)が発表されたか識別する、警報時の場合は true とする
4.?zonesVXSE43、VXSE45の場合、
警報対象地方があれば出現
Array<Object>
警報発表の対象とする地方予報区を記載する #4., 5., 6. area
5.?prefecturesVXSE43、VXSE45の場合、
警報対象府県があれば出現
Array<Object>
警報発表の対象とする府県予報区を記載する #4., 5., 6. area
6.?regionsVXSE43、VXSE45の場合、
警報対象地域があれば出現
Array<Object>
警報発表の対象とする細分化地域を記載する #4., 5., 6. area
7.?earthquakeVXSE42時や取消時には出現しないObject
震源要素を記載する #7. earthquake
8.?intensityVXSE42時や予測未計算時、取消時には出現しないObject
震度予測・長周期地震動階級予測情報を記載する #8. intensity
9.?textVXSE42時・取消時の理由や、
その他の追記事項がある場合に出現
String
自由形式で文章を記載する
10.?comments取消時や付加的な情報がない場合は出現しないObject
付加的な情報を文章形式で提供する #10. comments

4., 5., 6. area

緊急地震速報の警報が発表された地域を記載します。

VXSE43、VXSE45の場合のみ出現し、警報対象地域がない場合(取消報など)は出現しません。

階層フィールド出現条件説明
4._1.codeString
地域コード
コードは、コード表21 または コード表22 または コード表24 による
4._2.nameString
地域名
4._3.kindObject
警報の種別
4._3._1.codeString<Integer>
警報の種別、コード 31 で固定
コードは、コード表11 による
4._3._2.nameString
警報の種別、名称 緊急地震速報(警報) で固定
4._3._3.lastKindObject
このEventIdで前回の警報種別
4._3._3._1.codeString<Integer>
警報の種別、コード 31 又は 00
コードは、コード表11 による
4._3._3._1.nameString
警報の種別、名称 緊急地震速報(警報) 又は なし

7. earthquake

緊急地震速報が対象とする地震の発生時刻、震央地名、震源要素、マグニチュード等を記載します。

取消報の場合は出現しません。

震源とマグニチュードによる震度推定手法において、震源要素が推定できず PLUM 法による震度予測のみが有効である場合は、 PLUM 法でトリガー条件を最初に満足した観測点直下の深さ 10km を震源と仮定した震源要素を記載します。(以後、この値を「仮定震源要素」といいます。)

階層フィールド出現条件説明
7._1.?originTime発生時刻がない場合は出現しないISO8601Time
地震発生時刻を秒単位で、ISO8601の日本時間で記載する
100gal検知報などの場合には出現しない
7._2.arrivalTimeISO8601Time
地震検知時刻を秒単位で、ISO8601の日本時間で記載する
7._3.?condition仮定震源要素時String
仮定震源要素の時出現し、仮定震源要素 が入る
7._4.hypocenterObject
地震の震源要素 #7. 4. hypocenterを参照
7._5.magnitudeObject
地震の規模 #7. 5. magnitudeを参照

7. 4. hypocenter

緊急地震速報が対象とする地震の震源要素を記載します。

階層フィールド出現条件説明
7._4._2.codeString<Integer>
震央地名コード
コードは、コード表41 による
7._4._1.nameString
震央地名
7._4._3.coordinateObject
震源地の空間座標 #Coordinate componentを参照
7._4._4.depthObject
深さ情報 #7. 4. 4. depthを参照
7._4._5.reduceObject
短縮用震央地名 #7. 4. 5. reduceを参照
7._4._6.?landOrSea情報によるString
震源の場所が陸域か海域かを判別する、取りうる値は 内陸海域
仮定震源要素時や、100gal検知報などの場合には出現しない
7._4._7.accuracyObject
震源及びマグニチュードの計算精度情報 #7. 4. 7. reduceを参照
7. 4. 4. depth

緊急地震速報が対象とする震源の深さを記載します。

階層フィールド出現条件説明
7._4._4._1.typeString
深さ情報のタイプ。深さで固定
7._4._4._2.unitString
深さ情報の単位。kmで固定
7._4._4._3.valueString<Integer>|Null
震源の深さ
不明時は Null とする
7._4._4._4.?conditionvalueが
0または700または Null の時
String
深さの例外的表現。取りうる値は ごく浅い700km以上不明 とする
7. 4. 5. reduce

緊急地震速報が対象とする地震の短縮用震央地名を記載します。

階層フィールド出現条件説明
7._4._5._1.codeString<Integer>
短縮用震央地名コード
コードは、コード表42 による
7._4._5._2.nameString
短縮用震央地名
7. 4. 7. accuracy

震源及びマグニチュードの計算精度情報を記載します。

階層フィールド出現条件説明
7._4._7._1.epicentersArray<String>
震央位置の精度値
7._4._7._1._1.epicenters[0]String<Integer>
震央位置の精度値 下記参照※1
7._4._7._1._2.epicenters[1]String<Integer>
震源位置の精度値 下記参照※2
7._4._7._2.depthString<Integer>
深さの精度値 下記参照※3
7._4._7._3.magnitudeCalculationString<Integer>
マグニチュードの精度値 下記参照※4
7._4._7._4.numberOfMagnitudeCalculationString<Integer>
マグニチュード計算使用観測点数 下記参照※5
7. 4. 7. 1. 1. epicenters[0]

震央位置の精度値を記載します。0 から 9 までの整数値を使用し、精度を表現します。

  • 0 : 不明
  • 1 : P波/S波レベル越え、IPF法(1点)、または「仮定震源要素」の場合(気象庁データ)
  • 2 : IPF法(2点)(気象庁データ)
  • 3 : IPF法(3点/4点)(気象庁データ)
  • 4 : IPF法(5点以上)(気象庁データ)

以下は、2023年09月26日14時以降は出現しません。

  • 5 : 防災科研システム(4点以下、または精度情報なし)
  • 6 : 防災科研システム(5点以上)(Hi-netデータ)
  • 7 : EPOS(海域[観測網外])
  • 8 : EPOS(内陸[観測網内])
7. 4. 7. 1. 2. epicenters[1]

震源位置の精度値を記載します。0 から 9 までの整数値を使用し、精度を表現します。

値が 1,9 以外については気象庁の部内システムでの利用(予告無く変更することがあります)。

  • 0 : 不明
  • 1 : P波/S波レベル越え、IPF法(1点)、または「仮定震源要素」の場合
  • 2 : IPF法(2点)
  • 3 : IPF法(3点/4点)
  • 4 : IPF法(5点以上)
  • 9 : 震源とマグニチュードに基づく震度予測手法での精度が最終報相当(推定震源とマグニチュードはこれ以降変化しません。ただし、PLUM法により予測震度が今後変化する可能性はあります。)
7. 4. 7. 2. depth

深さの精度値を記載します。0 から 9 までの整数値を使用し、精度を表現します。

  • 0 : 不明
  • 1 : P波/S波レベル越え、IPF法(1点)、または「仮定震源要素」の場合
  • 2 : IPF法(2点)
  • 3 : IPF法(3点/4点)
  • 4 : IPF法(5点以上)

以下は、2023年09月26日14時以降は出現しません。

  • 5 : 防災科研システム(4点以下、または精度情報なし)
  • 6 : 防災科研システム(5点以上)(Hi-netデータ)
  • 7 : EPOS(海域[観測網外])
  • 8 : EPOS(内陸[観測網内])
7. 4. 7. 3. magnitudeCalculation

マグニチュードの精度値を記載します。0 から 9 までの整数値を使用し、精度を表現します。

  • 0 : 不明
  • 2 : 速度マグニチュード(2023年09月26日14時から)、防災科研システム(Hi-netデータ)(2023年09月26日14時まで)
  • 3 : 全相P相
  • 4 : P相/全相混在
  • 5 : 全点全相
  • 6 : EPOS
  • 8 : P波/S波レベル越え、または「仮定震源要素」の場合
7. 4. 7. 4. numberOfMagnitudeCalculation

マグニチュード計算使用観測点数を記載します。0 から 9 までの整数値を使用し、観測点数を表現します。

  • 0 : 不明
  • 1 : 1点、P波/S波レベル越え、または「仮定震源要素」の場合
  • 2 : 2点
  • 3 : 3点
  • 4 : 4点
  • 5 : 5点以上

7. 5. magnitude

緊急地震速報が対象とする地震の規模(マグニチュード)。

仮定震源要素の場合、マグニチュードは 1.0 固定となりますが、この値は仮に割り振られた値であり、地震学的な意味を持たないため注意が必要です。

100gal以上の検知をし、その旨だけを発表する場合、マグニチュードを発表しないため、 Null となります。

階層フィールド出現条件説明
7._5._1.typeString
マグニチュード で固定
7._5._2.unitString
マグニチュードの種別
Mj または M とする
7._5._3.valueString<Float>|Null
マグニチュードの数値
不明時は Null とする
7._5._4.?conditionvalue == NullString
マグニチュードの数値が求まらない事項を記載し
不明時は M不明 とする

8. intensity

VXSE43、VXSE44、VXSE45 の場合

VXSE43、VXSE44、VXSE45時に出現しますが、予測震度を計算していない場合や取消時には出現しません。

震度の表現として、0, 1, 2, 3, 4, 5-, 5+, 6-, 6+, 7, over, 不明 を使用します。

長周期地震動階級の表現として、0, 1, 2, 3, 4, over, 不明 を使用します。

震度または長周期地震動階級で程度以上を使用する場合は、フィールド toover を入れ表現します。

階層フィールド出現条件説明
8._1.forecastMaxIntObject
最大予測震度を記載する
8._1._1.fromString
最大予測震度の下限、0, 1, 2, 3, 4, 5-, 5+, 6-, 6+, 7, 不明 で記載する
8._1._2.toString
最大予測震度の上限、0, 1, 2, 3, 4, 5-, 5+, 6-, 6+, 7, over, 不明 で記載する
8._2.?forecastMaxLgIntVXSE43、VXSE45時のみ ※
震源の深さが150km以下の時出現
Object
最大予測長周期地震動階級を記載する
8._2._1.fromString
最大予測長周期地震動階級の下限、0, 1, 2, 3, 4, 不明 で記載する
8._2._2.toString
最大予測長周期地震動階級の上限、0, 1, 2, 3, 4, over, 不明 で記載する
8._3.?appendix情報によるObject
予測震度・予測長周期地震動階級付加要素 #8. 3. appendix
8._4.regionsArray<Object>
細分化地域内における予想 #8. 4. region

※ VXSE43の場合、2023年02月01日以前は本フィールドは出現しない。


VXSE47 の場合

VXSE47時に出現しますが、取消時には出現しません。

震度階級の表現として、0, 1, 2, 3, 4, 5-, 5+, 6-, 6+, 7 を使用します。

階層フィールド出現条件説明
8._5.stationsArray<Object>
リアルタイム震度観測点における工学的基盤面における震度 #8. 5. station

8. 3. appendix

予測震度及び予測長周期地震動階級の付加要素を記載します。

震度予測及び長周期地震動階級予測をどちらも行っていないために、直前の緊急地震速報と今回の緊急地震速報の間で最大予測震度及び最大予測長周期地震動階級の比較ができない場合、本要素は出現しません。

階層フィールド出現条件説明
8._3._1.maxIntChangeString<Integer>
最大予測震度変化 #8. 3. 1. maxIntChange
8._3._2.?maxLgIntChangeVXSE43、VXSE45時のみ ※String<Integer>
最大予測長周期地震動階級変化 #8. 3. 2. maxLgIntChange
8._3._3.maxIntChangeReasonString<Integer>
最大予測値変化の理由 #8. 3. 3. maxIntChangeReason

※ VXSE43の場合、VXSE45の配信開始まで本フィールドは出現しない。

8. 3. 1. maxIntChange

最大予測震度変化を記載します。0 から 2 までの整数値を使用します。

  • 0 : ほとんど変化なし
  • 1 : 最大予測震度が 1.0 以上大きくなった
  • 2 : 最大予測震度が 1.0 以上小さくなった
8. 3. 2. maxLgIntChange

最大予測長周期地震動階級変化を記載します。0 から 2 までの整数値を使用します。

  • 0 : 変化なし
  • 1 : 最大予測長周期地震動階級が 1 以上大きくなった
  • 2 : 最大予測長周期地震動階級が 1 以上小さくなった
8. 3. 3. maxIntChangeReason

最大予測震度または最大予測長周期地震動階級変化の理由を記載します。0 から 9 までの整数値を使用します。

  • 0 : 変化なし
  • 1 : 主としてMが変化したため(1.0 以上)
  • 2 : 主として震央位置が変化したため(10.0km 以上)
  • 3 : M及び震央位置が変化したため(1 と 2 の複合条件)
  • 4 : 震源の深さが変化したため(上記のいずれにもあてはまらず、30.0km 以上の変化)
  • 9 : PLUM法による予測により変化したため

8. 4. region

細分化地域ごとの最大予測震度と最大予測長周期地震動と緊急地震速報種別を記載します。

  • VXSE43, VXSE44 の場合 最大予測震度 4 以上または最大予測長周期地震動階級が 3 以上と予測された区域について、本要素を記載します。
  • VXSE45 の場合 最大予測震度 4 以上または最大予測長周期地震動階級が 1 以上と予測された区域について、本要素を記載します。
階層フィールド出現条件説明
8._4._1.codeString<Integer>
細分化地域コード
コードは、コード表24 による
8._4._2.nameString
細分化地域名
8._4._3.isPlumBoolean
この細分化地域でPLUM法による震度予測であるか示す、PLUM法時は true とする
8._4._4.isWarningBoolean
この細分化地域で警報発表しているかどうかを示す、警報時は true とする
8._4._5.forecastMaxIntObject
最大予測震度を記載する #8. 4. 5. forecastMaxInt
8._4._6.?forecastMaxLgIntVXSE43、VXSE45時のみ ※
震源の深さが150km以下の時出現
Object
最大予測長周期地震動階級を記載する #8. 4. 6. forecastMaxLgInt
8._4._7.kindObject
緊急地震速報の種別 #8. 4. 7. kind
8._4._8.?condition下といずれか出現するString
この細分化地域で主要動到達に関する状況等を示す
主要動の到達予測時刻を過ぎており、既に主要動が到達していると推測される時には出現する
既に主要動到達と推測で固定
8._4._9.?arrivalTime上といずれか出現するISO8601Time
この細分化地域で主要動の到達予測時刻を示す
主要動の到達予測時刻以前であり、主要動が未到達と推測される時には、本要素が出現する
該当区域について PLUM法で予測している時には、「PLUM法でその震度(階級震度)を初めて予測した時刻」を示す

※ VXSE43の場合、VXSE45の配信開始まで本フィールドは出現しない。

8. 4. 5. forecastMaxInt

最大予測震度を記載します。

階層フィールド出現条件説明
8._4._5._1.fromString
最大予測震度の下限、0, 1, 2, 3, 4, 5-, 5+, 6-, 6+, 7, 不明 で記載する
8._4._5._2.toString
最大予測震度の上限、0, 1, 2, 3, 4, 5-, 5+, 6-, 6+, 7, over, 不明 で記載する

8. 4. 6. forecastMaxLgInt

最大予測長周期地震動階級を記載します。 VXSE43、VXSE45時のみで震源の深さが150km以下の時出します。

階層フィールド出現条件説明
8._4._6._1.fromString
最大予測長周期地震動階級の下限、0, 1, 2, 3, 4, 不明 で記載する
8._4._6._2.toString
最大予測長周期地震動階級の上限、0, 1, 2, 3, 4, over, 不明 で記載する

8. 4. 7. kind

緊急地震速報の種別を記載します。

階層フィールド出現条件説明
8._4._7._1.codeString<Integer>
緊急地震速報の種別
コードは、コード表12 による
8._4._7._2.nameString
緊急地震速報の種別

8. 5. station

VXSE47においてリアルタイム震度観測点ごとの工学的基盤面の値を記載します。

階層フィールド出現条件説明
8._5._1.codeString<Integer>
観測点コード
コードは、コード表25 による
8._5._2.nameString
観測点名
8._5._3.intString
工学的基盤面の値を震度階級で記載する
8._5._4.kString<Float>
工学的基盤面の値を計測震度で記載する

10. comments

取消時や付加的な情報がない場合は出現しません。

階層フィールド出現条件説明
10._1.?free情報によるString
その他の付加的な情報を自由形式で記載する
10._2.?warning情報によるObject
津波や緊急地震速報に関する情報を固定付加文の形式で記載する #10. 2. warning

10. 2. warning

階層フィールド出現条件説明
10._2._1.textString
固定付加文を記載する。複数ある場合は改行コード 0x0A を区切りに挿入する
10._2._2.codesArray<String<Integer>>
固定付加文をのコードを記載する
コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による

サンプル

JMX Sample

更新履歴

  • 2022/01/30 - ver.1.0.0 初版公開