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Schema tsunami-information v1.1.0

注意

2025年6月または7月に津波情報等の運用変更に伴い、要素が一部変更となりますのでスキーマバージョンの更新を行います。 (運用変更と同時に、スキーマバージョンの更新を実施します。)

現在運用されているバージョンは、こちらを参照してください。 tsunami-information v1.0.0

commit #3d3c438

XMLをJSON化したデータのスキーマ情報を提供しています。

対象とするXML電文

共通ヘッダ

共通ヘッダはこちら

本文

body フィールド内の定義となります。

階層フィールド出現条件説明
1.?tsunami取消時には出現しないObject
津波情報 #1. tsunami
2.?earthquakes取消時には出現しないArray<Object>
Earthquake component を配列に0個以上格納する
3.?text取消時の理由や、
その他の追記事項がある場合に出現
String
自由形式で文章を記載する
4.?comments取消時や付加的な情報がない場合は出現しないObject
付加的な情報を文章形式で提供する #4. comments

1. tsunami

VTSE41、VTSE51、VTSE52で共通化された部分が多いため統一標準化しています。

階層フィールド出現条件説明
1._1.?forecastsVTSE41、VTSE51の時出現Array<Object>
津波の予測情報を配列で格納する #1. 1. forecast
1._2.?observationsVTSE51、VTSE52の時で、
観測値がある場合にのみ出現
Array<Object>
津波の観測地情報を配列で格納する #1. 2. observation
1._3.?estimationsVTSE52の時出現Array<Object>
津波の推定情報を配列で格納する #1. 3. estimation

1. 1. forecast

津波警報・注意報・予報に関する情報を本要素に記載します。

VTSE41や、VTSE51に出現します。VTSE51の場合、津波観測がされるとその津波予報区で到達予想時刻が第1波到達を確認となります。

下記は各予報区ごとに出現します。

階層フィールド出現条件説明
1._1._1.codeString<Integer>
津波予報区コード
コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による
1._1._2.nameString
津波予報区名
1._1._3.kindObject
津波警報等の種別 #1. 1. 3. kind
1._1._4.?firstHeight若干の海面変動の場合は出現しないObject
対象津波予報区に対しての津波の到達予想時刻 #1. 1. 4. first height
1._1._5.?maxHeight津波注意報以上を解除後、
海面変動が継続する場合には出現しない
Object
対象津波予報区に対しての津波の予想高さ #1. 1. 5. max height
1._1._6.?stationsVTSE51で、
津波注意情報以上の時に出現する
Array<Object>
対象津波予報区に所属する潮位観測点毎の満潮時刻と到達予想時刻 #1. 1. 6. station
1. 1. 3. kind

大津波警報、津波警報、津波注意報、津波予報(若干の海面変動)の種別を表現します。

階層フィールド出現条件説明
1._1._3._1.codeString<Integer>
津波警報等の種別コード
コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による
1._1._3._2.nameString
津波警報等の種別名
1._1._3._3.lastKindObject
前回発表した津波警報等の種別
1._1._3._3._1codeString<Integer>
前回発表した津波警報等の種別コード
コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による
1._1._3._3._2nameString
前回発表した津波警報等の種別名
1. 1. 4. first height

津波の到達予想時刻を表現します。

対象とする津波予報区が若干の海面変動の時には出現しません。

階層フィールド出現条件説明
1._1._4._1.?arrivalTimeまだ津波が到達していない場合、
到達していないと推測される場合に出現する
ISO8601Time
津波到達予想時刻、ISO8601の日本時間で記載する
1._1._4._2.?conditionすでに津波が到達している場合や、推測される場合、
直ちに津波が来襲されると予想される場合に出現する
String
取りうる値は 津波到達中と推測
第1波の到達を確認ただちに津波来襲と予測
1._1._4._3.?revise続報により新しく津波予報区が追加された場合や、
予想時刻が更新された場合に出現する
String
到達予想の更新フラグ
取りうる値は 追加 又は 更新
1. 1. 5. max height

津波の予想の高さを表現します。

津波が減衰して、全ての津波予報区について津波警報・注意報を解除後、今後も海面変動が継続する旨の注意喚起を付加して津波予報(若干の海面変動)を発表する場合には出現しません。

階層フィールド出現条件説明
1._1._5._1.heightObject
津波の予想される高さ
1._1._5._1._1.typeString
数値情報のタイプ、 津波の高さ で固定
1._1._5._1._2.unitString
数値情報の単位、 m で固定
1._1._5._1._3.valueString<Float>|Null
津波の予想される高さ。定性的表現をする場合は Null とする
1._1._5._1._4.?over数値情報より大きいことを示す場合に出現Boolean
10m超となるときに出現し、数値情報を補助する
取りうる値は true のみ
1._1._5._1._5.?condition定性的表現がある場合String
津波の高さを定性的表現をする、津波注意報時は出現しない
取りうる値は 高い 又は 巨大
1._1._5._2.?condition大津波警報で初めて発表する場合や
大津波警報で上方修正を行った場合に出現する
String
取りうる値は 重要
1._1._5._3.?revise続報により新しく津波予報区が追加された場合や、
予想時刻が更新された場合に出現する
String
津波の高さの更新フラグ
取りうる値は 追加 又は 更新
1. 1. 6. station

潮位観測点の満潮時刻と津波の到達予想時刻を表現します。

階層フィールド出現条件説明
1._1._6._1.codeString<Integer>
潮位観測点コード
コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による
1._1._6._2.nameString
潮位観測点名
1._1._6._3.highTideDateTimeISO8601Time
満潮時刻、ISO8601の日本時間で記載する
1._1._6._4.firstHeightObject
潮位観測点に対しての津波の到達予想時刻
1._1._6._4._1.?arrivalTimeまだ津波が到達していない場合、
到達していないと推測される場合に出現する
ISO8601Time
津波到達予想時刻、ISO8601の日本時間で記載する
1._1._6._4._2.?conditionすでに津波が到達している場合や、推測される場合に出現するString
取りうる値は 津波到達中と推測第1波の到達を確認
1._1._6._4._3.?revise続報により新しく追加された場合や、
予想時刻が更新された場合に出現する
String
到達予想の更新フラグ
取りうる値は 追加 又は 更新

1. 2. observation

津波の観測値に関する情報を本要素に記載します。

VTSE51や、VTSE52に出現します。

下記は津波予報区ごとに出現します。

階層フィールド出現条件説明
1._2._1.codeString<Integer>|Null
津波予報区コード
VTSE52の場合はNullとします
コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による
1._2._2.nameString|Null
津波予報区名
VTSE52の場合はNullとします
1._2._3.stationsArray<Object>
潮位観測点毎の津波の観測情報 #1. 2. 3. station
1. 2. 3. station

潮位観測点で観測された津波の第一波と最大波について表現します。

階層フィールド出現条件説明
1._2._3._1.codeString<Integer>
潮位観測点コード
コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による
1._2._3._2.nameString
潮位観測点名
1._2._3._3.?sensor特殊な観測機器の場合に出現String
GNSS波浪計や圧力計などの特殊な観測機器の名称を記載する
1._2._3._4.firstHeightObject
第一波の到達時刻 #1. 2. 3. 4. first height
1._2._3._5.?maxHeightデータがない場合は出現しないObject
津波の最大波を観測した値 #1. 2. 3. 5. max height
1. 2. 3. 4. first height

津波の第一波の到達時刻を表現します。

階層フィールド出現条件説明
1._2._3._4._1.?arrivalTime欠測時、識別不能時は出現しないISO8601Time
津波の第一波の到達時刻、ISO8601の日本時間で記載する
1._2._3._4._2.?initial欠測時、極性がない場合や
識別不能時は出現しない
String
津波の第一波の極性を記載する
取りうる値は 押し引き
1._2._3._4._3.?condition識別不能時に出現するString
取りうる値は 第1波識別不能 で固定
1._2._3._4._4.?revise続報により新しく追加された場合や、
更新された場合に出現する
String
第一波の到達の更新フラグ
取りうる値は 追加 又は 更新
1._2._3._4._5.?status欠測によりデータがない場合出現するString
データの欠測フラグ
取りうる値は 欠測 のみ
1. 2. 3. 5. max height

津波の最大波を観測した値を表現します。これまでに最大波を観測してない場合は本要素は出現しません。

階層フィールド出現条件説明
1._2._3._5._1.?dateTime日時が明確である場合に出現ISO8601Time
津波の最大波を観測した日時、ISO8601の日本時間で記載する
1._2._3._5._2.?height津波警報以上でまだ津波の観測値が小さい場合や、
津波が小さい場合は出現しない
Object
津波の最大波を観測した値
1._2._3._5._2._1.typeString
数値情報のタイプ、 これまでの最大波の高さ で固定
1._2._3._5._2._2.unitString
数値情報の単位、 m で固定
1._2._3._5._2._3.valueString<Float>
津波の最大波の高さ。
1._2._3._5._2._4.?over数値情報より大きいことを示す場合に出現Boolean
観測範囲より津波の高さが超過した場合に使用し、数値情報を補助する
取りうる値は true のみ
1._2._3._5._2._5.?condition数値情報に付加的情報が必要な場合に出現String
取りうる値は 上昇中 で固定
1._2._3._5._3.?condition津波が小さい場合や、津波警報以上で
まだ津波の観測値が小さい場合、重要な場合に出現する
String
取りうる値は 微弱観測中重要
1._2._3._5._4.?revise続報により新しく追加された場合や、
更新された場合に出現する
String
津波の高さの更新フラグ
取りうる値は 追加 又は 更新
1._2._3._5._5.?status欠測によりデータが現在取得
できていない場合に出現する
String
データの欠測フラグ
取りうる値は 欠測 のみ

1. 3. estimation

沖合の潮位観測点で観測された津波の情報に基づき、津波が到達とすると推定される沿岸地域について津波の推定値に関する情報を記載します。

VTSE52に出現します。

下記は推定された予報区ごとに出現します。

階層フィールド出現条件説明
1._3._1.codeString<Integer>
津波予報区コード
コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による
1._3._2.nameString
津波予報区名
1._3._3.firstHeightObject
対象津波予報区に対しての津波の到達予想時刻(推定値) #1. 3. 3. first height
1._3._4.maxHeightObject
対象津波予報区に対しての津波の予想高さ(推定値) #1. 3. 4. max height
1. 3. 3. first height

津波の到達予想時刻(推定値)を表現します。

階層フィールド出現条件説明
1._3._3._1.arrivalTimeISO8601Time
津波到達予想時刻、ISO8601の日本時間で記載する
1._3._3._2.?condition早いところでは既に津波到達と推定される場合に出現するString
取りうる値は 早いところでは既に津波到達と推定
1._3._3._3.?revise続報により新しく津波予報区が追加された場合や、
予想時刻が更新された場合に出現する
String
到達予想の更新フラグ
取りうる値は 追加 又は 更新
1. 3. 4. max height

津波の予想の高さ(推定値)を表現します。

階層フィールド出現条件説明
1._3._4._1.?dateTime日時が明確である場合に出現ISO8601Time
津波の最大波となる日時(推定)、ISO8601の日本時間で記載する
1._3._4._2.?height津波警報以上でまだ津波の観測値が小さい場合は出現しないObject
津波の最大波を推定した値
1._3._4._2._1.typeString
数値情報のタイプ、 津波の高さ で固定
1._3._4._2._2.unitString
数値情報の単位、 m で固定
1._3._4._2._3.valueString<Float>|Null
津波の予想される高さ。定性的表現をする場合は Null とする
1._3._4._2._4.?over数値情報より大きいことを示す場合に出現Boolean
10m超となるときに出現し、数値情報を補助する
取りうる値は true のみ
1._3._4._2._5.?condition定性的表現がある場合String
津波の高さを定性的表現をする、津波注意報時は出現しない
取りうる値は 高い 又は 巨大
1._3._4._3.?condition津波警報以上でまだ津波の観測値が小さい場合に出現するString
取りうる値は 観測中
1._3._4._4.?revise続報により新しく追加された場合や、
更新された場合に出現する
String
津波のを推定した高さの更新フラグ
取りうる値は 追加 又は 更新

4. comments

取消時や付加的な情報がない場合は出現しません。

階層フィールド出現条件説明
4._1.?free情報によるString
その他の付加的な情報を自由形式で記載する
4._2.?warning情報によるObject
津波や緊急地震速報に関する情報を固定付加文の形式で記載する #4. 2. warning

4. 2. warning

階層フィールド出現条件説明
4._2._1.textString
固定付加文を記載する。複数ある場合は改行コード 0x0A を区切りに挿入する
4._2._2.codesArray<String<Integer>>
固定付加文をのコードを記載する
コードは、気象庁防災情報XMLフォーマット コード表 地震火山関連コード表 による

サンプル

欠測の例

東日本大震災の例

想定南海トラフ地震の例

2021/03/20 18:09 宮城県沖

更新履歴

  • 2024/08/20 - 津波情報等の運用変更に伴うスキーマバージョンの更新