土壌雨量指数6時間予想値
概要
土壌雨量指数は、降った雨が土壌中に水分量としてどれだけ溜まっているかを計算して数値化したもので、 大雨警報(土砂災害)の 発表基準に用いられるとともに、大雨警報(土砂災害)の危険度分布の基となる1時間先から6時間先までの1時間毎の予想値を配信します。
資料名
土壌雨量指数6時間予想値
領域・格子系
日本付近(北緯20度から48度、東経118度から150度)、経度0.0083度・緯度0.0125度間隔の約1kmメッシュ
要素・レベル
土壌雨量指数、第1タンク値、第2タンク値
予報時間等
1時間先から6時間先までの1時間毎の予想値
配信形式
GRIB2
ファイル名
Z__C_RJTD_yyyyMMddhhmmss_SRF_GPV_Ggis1km_Psw_Fper10min_FH01-06_grib2.bin
yyyyMMddhhmmss はデータの年月日時分秒(UTC:協定世界時)
ファイルサイズ
約2600KB
配信時刻・回数
10分毎
解説資料
配信資料に関する仕様 No10401 - 危険度分布の基となる土壌雨量指数
配信資料に関する技術情報 第474号 - 速報版降水短時間予報、高頻度化した土壌雨量指数の提供開始
配信資料に関するお知らせ 2021/06/08 - 大雨警報(土砂災害)の危険度分布における都道府県毎の高解像度化した土壌雨量指数の利用状況について
その他
土壌雨量指数は、土砂災害の危険性の把握を目的とした指数であり、地中に貯まった雨水量を正確に計算して求めるものではありません。
土壌雨量指数は、1km四方ごとに全国一律のパラメータを用いて算出しており、地盤の緩みに関連する地中に貯まった雨水の量を模式的に計算したものです。 メッシュの周辺を含む広い地域に存在するそれぞれの傾斜地(崖)の危険度が全般的に高まっていることを意味します。 しかしながら、土砂災害の危険性は植生や地質、風化の程度等により地域ごとに異なるため、土壌雨量指数の値のみにより判断することはできません。
土壌雨量指数は比較的表層の地中を対象にモデル化したものであり、深層崩壊や大規模な地滑りなど地中深い部分を要因とする災害と関連付けることはできません。
平坦地が広がっている等、土砂災害の恐れのない地域では、大雨警報・注意報に土壌雨量指数の基準のないメッシュがあります。
気象状況等を総合的に判断して発表するため、土壌雨量指数を基準と比較した結果と大雨警報・注意報の発表状況とは必ずしも一致しない場合があります。